資材部門

資材調達・購買担当 H. A. さん文学部卒 2015年入社

バイヤーは会社の重要なアンテナ役
文系でもものづくりの最前線で活躍できる

当社を志望される方への一言メッセージ

資材部門は、現場にとても近い文系職です。海外との交渉も多いバイヤーには語学力も求められますが、それ以上に大切なのはものづくりへの情熱。よりよい製品を実現する部品や素材を発掘したり、調達戦略を立てることに喜びを見出せる人におすすめです。

入社のきっかけや、当社を選んだ理由は何ですか

大学では漢文をメインにした中国文学と中国語を学んでいましたが、ものづくりに関わる仕事がしたいと考え、当初はメーカーの営業職を探していました。そのさなかに出会ったのが、文系でもガッツリものづくりができるという三菱電機ホーム機器です。現在は、資材部のバイヤーとして働いていますが、実際ものづくりの現場を直に体感できる職種です。中国への出張も多く、大学で学んだ中国語や論語の知識が思わぬところで役立っています。

現在のお仕事内容を教えてください

入社以来、資材部の購買課に所属しています。資材部の仕事は、製品の材料となる部品や素材、それを扱う企業を探し、商談を繰り返して適切に調達すること。なかでも私は半導体や集積回路などの電気・電子部品を主に担当しています。当社は文系に向けての基礎研修が充実しているので、最初から電気の知識がなくても大丈夫。私も物理の勉強は高校止まりでしたが、今では基盤や回路について設計と相談しながら仕事を進められるレベルにまで成長できました。

この仕事のどこに魅力ややりがいを感じていますか

どこよりも先に新しい部品や素材を発掘し、いち早く自社の製品に落とし込んで、お客様にそのメリットをお届けする、というのが資材部のミッション。その最先端で働くバイヤーは、いわば会社の重要なアンテナのひとつだと思っているので、日々やりがいも責任も感じています。情報を駆使して最新のパーツを調達できたときはもちろん、それを社内の評価部門や設計部門と協力して製品に搭載する瞬間は、何にも勝る喜びです。また、バイヤーには新しい情報が集まりやすく、社内外でたくさんの方々とお会いする機会も多いので、毎日がとても刺激的。いろいろなモノやヒトと関わりながら自らの視野を広げていけるのも、この仕事の大きな魅力です。

バイヤーとして心がけていることは?

バイヤーには、「より安く、よりいいものを、より適切な時期に買う」という三大原則があります。これに基づいた適切な購買活動ができるよう、尊敬できる先輩方の背中を見ながら試行錯誤する毎日ですね。また、日頃から心がけているのは、災害時の備え。地震や台風で調達が途切れることのないよう、各メーカーさんとの情報交換を密にし、あらゆる部品の製造拠点や物流プロセスを把握するようにしています。何かあった際にも損害を最小限に食い止め、製造ラインの維持をサポートするのも、資材部の重要な仕事なんです。

学生のみなさんへのアドバイス

大学は、いろいろなことを学べる貴重な場です。必修単位を取り終わった方は、今のうちに少しでも興味のある講義を受けてみてはいかがでしょうか。社会に出ると、勉強する時間は減ってしまいますし、そこで学んだことはきっと社会のどこかで役立ちます。みなさんには、ぜひ学ぶことの楽しさをとことん満喫してから社会人生活をスタートさせてほしいと思います。

今後チャレンジしていきたいこと

この部署に配属されて5年目ですが、まだまだ学ぶことが多いですし、何より仕事が楽しくてたまらないので、当分はバイヤーとして成長を続けていきたいと考えています。そのためにも、語学を含めたコミュニケーション能力をもっと磨かなければなりませんね。今は中国との取引がほとんどですが、東南アジアやアメリカ、ヨーロッパにも魅力的なベンダーは多いので、これからはもっと広く世界に目を向けてチャレンジしていくつもりです。